ひさびさに火事というものを目撃した。

tacohachi2011-09-30


ひさびさに火事というものを目撃した。川崎市川崎区の自宅の近く、同じ町内でおきたマンションでの1室の火事だ。朝出かけようとすると、自宅前のバス通りでもない細い道路を、なぜか市バスが通過していくのが見えた。立ち止まると、なにやら匂うし、騒々しい音も結構にする。見上げると、空はほとんど流れる煙で覆われている。

現場は、自宅から10軒ほど隣の距離といえばいいだろうか。野次馬となって、近くまで行ってみた。小さな3階建ての賃貸マンションの3階の角部屋だ。炎は見えないが、こちらからうかがえる2つの小窓からは煙だけがすごい勢いで吹き出している。消防や警察が70人以上が出動しているだろうか。指揮本部という机まで用意されている。道路側にはドアしかなく、ベランダは道路に面していない構造のためか、特に消火活動を行うというより、自然鎮火を待っているように見えた。緊迫感はない。6台の消防車も放水しているようではなかった。見えない角度からは行われていたのかもしれない。

野次馬も200人以上だろう。情報収集をして回っている警察官が数人いる。誰が住んでいるかといった情報を、近所の方々から確認しているようだった。近所の野次馬は、全く無用ではないのだ。私も、そのおかげで情報を得ることができた。4人家族で、2人の子供と夫はすでに出かけていて、妻も隣の部屋のベランダから救出され、救急車で運ばれたことを知った。延焼もなく、一人の死者も出なかったのは救いだった。

非常に近所であること、また家族構成が私のところと同じであること。ぞっとさせられた。