西村敏雄&ヘンリケ・ウィルソン

西村敏雄の「バルバルさん」と「もりのおふろ」が再版されるらしい。2008年3月10日と3月15日だ。「バルバルさん」は図書館で借りたことがあるが「もりのおふろ」は見たこともない。期待している。

現在「どうぶつサーカスはじまるよ」「ぼくはまご」「どろぼうだっそうだいさくせん!」は購入済みだ。先日買ったばかりの「ぼくはまご」「どろぼうだっそうだいさくせん!」は、私としてはやや満足できなかったのだが、意外とこどもは気に入っている。寝付かせるときに読み聞かせる本では、3日に1度はリクエストされる。読むほどに味が出てきた。イチドジル、ニスベル、サンマヌケル、初回にはなんて読みにくい名前なんだ思っていたものでさえ、いまでは実にしっくりはまってきた。

また期待の絵本は、ヘンリケ・ウィルソン(Henrike Wilson)のものだ。「ちいさなサンタまちにいく」が大ヒットなのだ。うちではサンタのプレゼントの中の1つだったこともあり、子供にも絶大な人気だ。もうそのシーズンでもないのにいまだに3日に1度はリクエストされる。ヘンリケ・ウィルソンは日本で出版されたものは「ちいさなサンタまちにいく」だけというのがもったいない。ドイツやアメリカでは結構出ている。日本でも早く出版すべきだ。もたもたしてたら、Amazonで買ってしまうぞ。さすがにドイツ語は訳すのはいやだ。

絵のうつくしさではヘンリケ・ウィルソンがダントツだ。ステンドグラスのような明暗のはっきりした光と影をファンタチックに表現している。一方、西村敏雄の絵は、板のキャンバスに古色の絵の具を厚塗りし、三丁目の夕日をイメージするようなノスタルジックな味を出している。両者ともお奨めします。