玄関アプローチ

tacohachi2008-07-05


基礎ができつつある。今日現地に見に行くと、ベタ基礎ができ、さらに何と呼ぶのか縦方法の土台の鉄筋コンクリート部分も固められていた。今週は、最低でも2日間は作業したのだろう。連日の梅雨の雨で錆びた鉄筋もコンクリートで見えなくなり、今度はこのコンクリートの基礎と木材の土台を固定するためのアンカーボルトが60本くらい差し込まれていた。構造設計はよく分からないが、50cmほどの長いものも要所に10本ほど伸びている。しかし、これらが意外と大雑把で垂直に立っていないのだ。2〜4度くらい傾いた感じのものも結構ある。

ベタ基礎の上を徘徊してみた。1階部分のここが玄関、ここがトイレやバスと確認してみるのだが、これがまた意外と狭く感じるのだ。さらに絶望的なのは、建物と周囲の塀との空間だ。60cmを空けたのだが現状でも狭く感じる。これから隣家との塀を作ると実質50cmくらいだろうか。歩くのも不便だ。さらにボイラー、エアコン室外機や配管、雨水の配管などが外壁からはみ出すことになる。

玄関前のアプローチの空間も狭い。正面をちょっとずらして自転車を4台を置くスペースを確保したつもりだったが、やはり塀の厚みを考慮すると、自転車4台が玄関をふさいでしまいそうだ。玄関へは駐車スペースからと玄関正面からの2つのアプローチができるように設計したのだが、このままでは玄関正面は自転車でふさがり、脇の駐車スペースからのアプローチをメインにしてしまうことになりそうだ。

玄関アプローチを検索してみると「門から玄関までの道路。道路や街並みといった社会的な空間から、住まいという私的な空間の間を取りもつ、大切なもの。外部から内部の雰囲気へと自然に溶け込む準備をするために、またプライベートな暮らしの部分からいきなり外の空気にさらさないために、公私領域の中間で気持ちを整えるためのゆとりの空間と言い換えることができる。家族が家へ帰ってくる時に緊張を解くのがアプローチで、お客さまや外の道を行く人に対しては、わが家らしさをさりげなく伝えるメッセージ的な役割を担う」といったものがあった。すでに絶望的だ。