ベンチマーキング

ベンチマーキング技法って言うんだ。ベンチマーキングって何だ。ベンチは公園にあるような平らな長椅子だ。それにマークを付けること。ベンチマークテストといえば、競合する複数の製品などを同じ条件下で比較評価して、最も優れたものを抽出する技法だ。座りにくそうだが、平らな長椅子の突出した部分でも見出すのだろう。

ノウハウの生成源は、過去事例である。過去の失敗事例から見出された教訓をノウハウとする場合と、過去の成功事例ベストプラクティスとしてノウハウとする場合がある。これらノウハウを抽出する技法を、前者を分析的技法、後者をベンチマーキング技法と呼ぶようだ。ベンチマークテストとの共通性がよく見えていなかった。確かに、成功事例をベストプラクティスとするといっても、いくつかの成功事例の中から最も優れた実践例、つまりベストプラクティスを取り上げている訳だ。

ベンチマーキング手法は、ベストプラクティスとなる突出した成功事例を真似れば良さそうだ。しかし、失敗事例は単に真似る訳には行かない。逆説的な教訓を分析によって導き出さなければならない。だから、分析的技法なのか。

※関連記事:ノウハウとはどんなもの?ノウハウが見えてきた!