インフルエンザ簡易検査は発熱開始からの経過時間が重要!

下の子供4歳が発熱したので、インフルエンザの簡易検査を受けてきた。

日曜の朝には37.5度と平熱より少し高いようだったが、他に風邪の症状もないようなのでいつもどおりに遊ばせていたら、昼過ぎには39.4度に達していた。とりあえずヒエピタとアイスノンで冷やしながら様子を窺っていたが、夕方18:00前には吐き気もあるようで、熱も39度台から一向に下がらない状況だった。川崎病院の緊急外来につれていくことにした。何度か経験あるが、休日の緊急外来は2時間くらいは平気で待たされる。最悪、東京都の東邦医大の方に回されたこともあるので、診察してもらえるだけでもありがたいと辛抱する。外来に出向くのも大変だが、インフルエンザの懸念もあるので仕方ない。病院との往復の間に3回も吐くことになった。

先日の私の場合と同様に、鼻腔の粘液を細長い綿棒で採って検査するタイプの簡易検査だった。反応をみるためにさらに30分ほど待たされる。結果、インフルエンザはA、Bとも陰性だった。しかし、発熱開始からの経過時間が短いため、陽性反応がでない可能性があるということを知らされる。朝方の37.5度が発熱開始なら時間的には十分だが、正午ごろが発熱開始だとすると経過時間が足らないらしい。ネットで調べてみても、確かに簡易検査キットのメーカーや種類によっていろいろだ。発熱してから6〜8時間とか、発熱後12時間などの経過が必要とある。翌朝、まだ高熱が続いているようなら、再度インフルエンザ簡易検査を受けるということで、解熱剤と嘔吐を抑制するナウゼリンを処方されて帰宅した。

解熱剤はもらったが、翌朝再度インフルエンザ簡易検査を受けるなら、飲ませていいものかどうか。結局、解熱剤もナウゼリンも使用はしなかった。翌朝は38.3度まで下がっていたが、それでもまだ高い。朝一番に川崎病院の小児科に連れて行き、2回目のインフルエンザ簡易検査を受けた。A、Bとも陰性だった。安堵した。熱と嘔吐以外には特に症状もないので、何の処方もなく、帰宅した。その後も38〜39度台の上下を繰り返していたが、2日目の今朝はやっと37.6度まで下がり、いつもの元気さを回復していた。

インフルエンザ簡易検査は、素人が判断することではないだろうが、発熱してから12時間を経過してから外来の診察を受けたほうがよさそうだということを学習した。うちの子の場合、39度台の発熱はよくあることなので、発熱以外に特に深刻な症状もないなら、そのように判断してもいいだろう。

病院で利用するインフルエンザ簡易検査キットのメーカーや種類を把握しておきたいところだが、大きい病院は検査が分業されているのか、複数種類のキットを用意しているのか、直接反応結果をみせてもらうことができない。頼めばインフォームドコンセントで見せてもらえるものなのかもしれないが。おそらく、扱っている簡易検査キットにも高品質なもの/低品質のもの、反応の速いもの/遅いものなどあるのだろうが、当病院ではどのメーカーのどのキットを利用しているといった情報を事前に開示してくれないものだろうか。