我が家にもやってきた新型インフルエンザ

ついに我が家にもインフルエンザがやってきた。もうすぐ5歳になる下の子がインフルエンザA型で陽性となったのだ。新型か従来型かはチェックされないが、この時分はすべて新型だとのことだ。下の子は今日から7日間は登園許可もでない。しかも上の小学校1年の兄も、川崎市川崎区の小学校の申し合わせなのか、家族にもインフルエンザが出た場合には登校できないのだ。当分の間、家族で過ごすことになる。仕事もできない。小学校1年の兄は、この前にも1週間の学校閉鎖があったばかりなのに、実にタイミングが悪い。

下の子の状況は、いまはタミフルアセトアミノフェンで熱も下がり、落ち着いて休んでいる。明日の朝には熱も平熱近くになり回復しているだろう。それでもタミフルはまだ4日飲み続けなければならないし、これも川崎市の申し合わせなのか、発熱から7日間は登園・登校ができないのだ。正確には病院が発熱から7日間経たないと登園許可証を書いてくれないのだ。仕方のないことだ。

感染の状況を報告しておこう。

一昨晩、20時過ぎに下の子の食欲がないので熱を計ってみて、38.0度を確認した。夜20時に熱を計ることは大切だということは学習済みだ。インフルエンザの簡易検査は発熱から12時間経っていないと精度が保証されない。翌朝病院につれていって簡易検査をうけるためにも、前日20時前後に体温を確認しておくことが大切なのだ。(※インフルエンザ簡易検査は発熱開始からの経過時間が重要!を参照) その後、徐々に熱も上がり、1時過ぎには38.9度に達していた。アイスノンとひえピタで朝まで凌がせた。朝7時には37.7度に下がってはいた。9時には川崎病院・小児科でインフルエンザ簡易検査を受けた。結果を待つまでもなく、陽性であろうことは見えていた。

通っている保育園に事前に連絡したところ、クラス24人中、インフルエンザが9人、3人が不明の発熱で休みという状況とのことだった。普通のところなら既に学級閉鎖だ。結果、インフルエンザ10人目として報告することになった。クラスでの感染者は2日前には1人、昨日4人、今日10人といった感じで急激に拡大している。学級閉鎖を宣言する間もなかったのかもしれない。新型の感染力はすさまじい。

病院で使用した簡易検査キットは、富士レビオのエスプラインというものであることを確認した。鼻腔の粘液を細長い綿棒にこすり付けて採取して、ABの感染を目視チェックできる。結果が出るまで40分お待ちくださいといわれたのだが、それは病院の混み具合からの予測だろうと思われた。15分ほどでA型陽性を告げられた。勿論、新型か従来型かの判定はできていない。統計から新型だろうと推測することしかできない。(※ところで、富士レビオという会社、日野のオリンパス社にバスで通う途中にあった会社だと思い出した。ビデオなのかデビオなのか、なんの会社だろうかと思っていたが、こんなところで貢献していたのか。レビオ=RE+BIO=バイオで蘇生するという意味らしいことを知った。)

症状は、頭痛は訴えるが発熱の程度は軽い。下の子はすぐに40.0度近い熱になることが多いのだが、今回は最大でも38.9度までにしかならなかった。他の症状といえば、喉が若干赤くなっていて、軽い咳があり、因果関係はわからないが腹痛もあるようだった。全てにおいて、症状に深刻さはない。新型といっても、噂どおりで恐れるほどのことはなかった。

2週間前に季節型・従来型の予防接種は家族全員受けたのだが、当然、カテゴリーの低い我々は新型の予防接種をまだ受けることはできていないのだ。もう、いまさら新型のワクチンを受ける気はしない。どんと、新型に感染してタミフルをもらって治したほうが安上がりだと、開き直っている。

話を冒頭に戻しておこう。

新型インフルエンザのすさまじい感染力と、大したことのない症状が身近なところで確認できた。川崎市の申し送りかどうか知らないが、家族に1人でもインフルエンザの感染者が出た場合には登園・登校できないというルールはやめてもらいたい。変に防備してだらだらとひとりずつ感染するより、家族全員一団となって感染したほうがいいとさえ思えてくる。

【2009/12/07追記】
下の子は、発症から3日目を迎えて既に平熱に戻り、元気に過ごしている。今度は付き添った私や上の子に感染しているかもしれないという懸念だ。部屋の換気、自宅でもマスク着用など注意はしているが、どうなるかはわからない。

下の子の通う保育園では、クラスの担任の先生も同時にインフルエンザに感染してお休み中とのことだった。土曜の時点で、クラス24人中、インフルエンザが11人、3人が不明の発熱、さらに担任の先生が感染のようだった。また、通っている保育園に確認すると、学級閉鎖という概念は保育園にはなく、園全体で30%の感染があるとき休園とするルールがあるそうだった。現状は、なぜか1クラスのみで集団感染していて、他のクラスではそれほど出ていないため、園全体の閉鎖にはならないのだそうだ。

また家族に1人でも感染者がいると登園してはいけないという小学校の申し送りは、川崎市や川崎区のものではなく、上の子の通う小学校での単独の判断のようだった。同じ川崎区内でもそのような厳しいルールは適用していないところもあった。本文を訂正しておく。