中国旅行は14日以内ならビザ不要だったのか。

弟が近々中国に出張することになったようで連絡があった。弟は一度も海外旅行をしたことがなく、今回が初の海外ということになる。仕事で5日間ほど中国内陸部の提携している現地の会社に出向くらしい。馬王堆遺跡の近くらしく、うらやましい感じだ。とはいえ、仕事だし、例の新幹線事故絡みの案件でもあるらしく、しかも初の海外なので、弟にとっては楽しむどころではないかも知れない。

私は過去10回ほど中国旅行したことがあるので、アドバイスできることはしておこうとは思ったが、最後の中国はもうちょうど10年ほど前になる。ネットで補いながら情報を提供してみた。ちなみに、私は西安にある秦の始皇帝稜に4回も登ったことがある。兵馬傭坑は陳列されている展示品ごとに解説できるくらいだ。こんな日本人はかなり少ないはずだ。ちょっと自慢してみた。 

中国は14日以内なら観光でも仕事でもビザは不要となっていた。いつごろから変更になったのかは調べてはいない。大使館のHPにはそのようにあった。昔は、毎回旅行のたびに観光ビザが1万円以上(申請代行含む)して、旅行者には結構な負担だった。少しは進化はしている。1元が13円で、それは10年前と変わってはいない。

弟に聞かれたのは、工具の機内持ち込みだ。私も観光目的でしか行ったことがないので、機内持ち込み手荷物とすべきか、スーツケースなどの預け荷物とするのがいいのか、そこそも空港にどの程度の工具なら持ち込めるのかは知らなかった。微妙な工具もあるが、基本的にはスーツケースなどと一緒に預け荷物にできるようだ。現地での国内線への乗り継ぎで変なチェックにかかった事例もあるようだったが、確実なことは分からない。

もう1件、チップが必要かどうか問われた。チップは全く不要だ。私はどこでも一切チップは渡さない。またぼられるのが大嫌いなので、現地人と同じ料金しか払わない主義だ。賄賂が日常化しているとは言え、悪習に従うつもりもない。大判ぶるまいの日本人観光客も多いのだろうが、私はあとあとのために変な慣習や偏見を植え付けないようにしてきたつもりだ。とはいえ、そのためには、若干言葉がしゃべれる必要はある。

弟には、いまさら中国語を勉強せよいっても間には合わないので、とりあえず現地では、勇気をもって、よなよな夕方に散策してみることをすすめた。私は、中国が好きになるか嫌いになるかは、とりあえず現地の人のように夕刻に出歩いて、広場などにたむろしてみたり、屋台や居酒屋(家常菜)で飲み歩くことができるかどうかだと思っている。料理や油や、町の匂いさえいやだという人もあるが、そんな人は論外だ。ビールで流し込め。中国に限ったことではないが、海外旅行ではこの散策が楽しいのだ。西安の鼓楼の裏にある串焼の屋台で飲むビールは最高だったのを思い出す。パオツも結構うまい店があり、そのためだけに西安に何度も通ったと言っても過言ではない。久々に行ってみなくなった。

弟には、楽しんで、気をつけて行ってきてほしい。そしてすこしでも中国が好きになって帰ってきてほしい。