2008-02-07から1日間の記事一覧

段階的詳細化の盲点

設計原則に「段階的詳細化」がある。設計は、階段を上るように一歩一歩、さらに徐々に細かく記述してべきである、ということだ。実はこれには3つの意味がある。1つは、構成要素を徐々に分割していくということである。もう1つは、構成要素の内部を徐々に…

作業成果物の目的

開発プロセスの構築支援で「作業成果物の目的を明確にしたほうがよいか」という質問をいただいた。これには注意が必要だ。開発プロセスに関係する要素には、作業定義、作業成果物、ロール、ガイダンスがある。作業定義を特化させたものがActivity,Task,Itera…

アーキテクチャの定義

アーキテクチャとは何かを的確に端的に表現するにはどんな言い回しがいいか。対象はシステムでもソフトウェアでも部分的な構成要素でもよい。一応、対象はシステムとしておく。いろいろと定義を探しては検討するのだが、ぴったりくるものがなかった。私は、…

ガイダンスとガイドラインの違い

ガイダンス、ガイドライン、ガイドなど、その定義が曖昧に用いられていることが多い。OMG/SPEMをベースにするならば、ガイドラインはガイダンスの1つである。ガイドがどちらを指しているのかは知らん。ガイダンスは、開発プロセスでのプロセス要素(作業定…

ソフトウェア設計の原則

ソフトウェア設計は、どういった原則にもとづいて行われるのか。最も重要な、最も基礎となる原則は何か考えてみた。分割統治か、分割とモジュール化か、段階的詳細化か、モジュールの独立性(凝集度/結合度)か、外部仕様と内部設計の関係か。いまではソフ…

面白ネタはまた後日!

今日は、エンジニアリングのネタを怒涛のように書きまくった。エンジニアリング・セミナーの教材を作成する上で悩んだ部分をあえて公開しておいた。おそらく市販本にはあまり書かれていないような考察になっていると思う。ネタはまだまだあるので、徐々に書…