快雪時晴帖

tacohachi2008-01-15

今日、会社ではUML2.0の記述の「Subject」の訳としては「主体」がいいのか「対象」がいいのかと話題になっていた。便乗して、私も辞書をいろいろ眺めてみた。まったくそれとは関係ないのだが、ふとした字面の連想から、王羲之の「快雪時晴帖」に何が書いてあったか気になってしまい調べてみた。

羲之頓首快雪時晴佳想
安善未果為結力不次王
羲之頓首 山陰張侯

内容は「雪が止んで晴れてくれて、とてもいい気分です。あなた様もご健勝のことと想います。お約束の件についてですが、力及ばず、まだ果たせておりません。」だった。

あっ、思い出してしまった。今年の年賀状は数枚しか届いていない。昨年妻の父が亡くなったための喪中だったからだ。届いた年賀状は、喪中はがきを出し忘れた友人らからのものだった。無精にもまだ何の返信も連絡もしていない。タイミングを逸してしまった。「ご健勝のことと想います。返信、まだ果たせておりません。」