ひとりで行える年末調整

今日からやっと2010年の仕事を始動した。とはいえ、法定調書を作成して税務署と市役所に提出するのに1日かかってしまった。以前でさえ、毎年年末に行う年末調整の控除申告書2枚を書くだけでも面倒臭いと思っていたのに、今回からは、さらに源泉徴収簿、源泉徴収票(法定調書)、法定調書合計表、給与支払報告書(総括表)が必要となった。税金の還付を受けるために還付請求書も必要だ。すこしメモとして残しておこう。

控除申告書と源泉徴収簿は事業所で保存しておく。源泉徴収票法定調書合計表、還付請求書を税務署に提出する。給与支払報告書(総括表)と源泉徴収票を市役所に提出する。これで、やっと年末調整が終了したことになる。還付金が戻るのは3〜4ヶ月先になるとのことだ。

源泉徴収票法定調書合計表は、「やよいの給与計算」で年末調整機能で簡単に作成できる。実際には購入していた弥生の給与計算のバージョンが09であり、平成20年にしか対応しておらず、平成21年用には手書きで作成したのだ。皮肉なことに、弥生の方から無償のアップグレード版として「やよいの給与計算10」が夕方届いた。ユーザー登録を早めにしておけばよかったのに、そんな特典があるとも知らずに延び延びにしていたためだ。無償でアップグレードしていただけたのは、ありがたいことだ。

年末調整では分からないことも多い。勿論、11月に行われた年末調整説明会にも参加したが細かいことの解説はなかった。2回ほど税務署に伺って質問させていただいた。まず、控除申告書2枚と源泉徴収簿は税務署に提出する必要はなく事業所で保管すればいいことを知った。用紙は税務署が提供してくれるので、てっきり税務署に提出するものかと思っていたが、事業所が年末調整を円滑に行うために作成するテンポラリな書類に過ぎないと知った。個人ごとに控除申告書2枚から源泉徴収簿を作成し、源泉徴収票(法定調書)に転記する。さらにそれらを事業所で集計して法定調書合計表1枚を作成する。税務署に提出するのは、個人の4枚複写の源泉徴収票のうち税務署提出用の写し1枚のみと事業所の法定調書合計表だけだ。

源泉徴収票には3枚複写のものと4枚複写のものがあり、どちらを使用するかの判断が悩ましかった。税務署提出用の写しのある4枚複写が無難だろうとそちらを利用したが、正解だった。またさっぱり分からなかったのが、源泉徴収超過分の還付方法だった。いろいろ手段が選べるのだが、私は還付請求書で事業所を経由せずに個人の口座に還付する方法を取った。事業所への委任状も別途1枚必要となる。還付は3〜4ヶ月先だ。私の場合、6万円ほど戻ってくるらしい。事業所に還付して、事業所が個人に間接的に毎月の給与で還付することもできるようだった。どのように還付を受けるかは源泉徴収簿に記載して整合させておかなければならない。

最後に市役所に給与支払報告書(総括表)と個人の源泉徴収票の市区町村提出用の写し2枚を提出した。住民税のベースになるのだろう。こちらは書類は問題なかった。ただ、窓口がどこなのか複数ある合同庁舎内をうろうろさせられることになった。以上で年末調整完了だ。しばらくは税務署からも開放されるが、すぐ来月には個人の確定申告もあり、同じような書類を再作成しないといけない。