決算処理と確定申告を2日間で終えた。

案件で忙しく、なかなか会社の決算処理と確定申告が行えずにいた。第2期の決算なのだが、昨年経験しているので要領はわかっている。不要な書類は作らず、必要なものだけに留めるようにした。結果、わずか2日で全てを終えられた。

1日目

  • 家中から領収書を捜索し、整理する。特に社会保険料の領収通知書12枚を見つけ出す。(※すでにこの時点で情けない。)
  • 毎月の経費と交通費は、EXCELで管理しているので問題はない。これらを印刷しておく。
  • すべての預金通帳に記帳してくる。ネット銀行は履歴をダウンロードしておく。
  • 売上を月単位でEXCELにまとめ、印刷しておく。
  • 弥生の給与計算で、給与明細12か月分を印刷しておく。
  • この1年では4月に保険料の改定があり、また標準報酬月額の変更もあったので、毎月の源泉徴収分との差異を明確にする。源泉徴収しすぎている部分を社員に還付する額を計算しておく。年末調整に先送りする作業になる。(※この作業が一番大変。電卓でひたすら計算する。)
  • 弥生会計にまとめて仕訳して入力する。(※1年分を1日で入力する。申告書では試算表を毎月作成していることにしておく。)
    • 毎月の経費と交通費を入力する。
    • 毎月の給与と社会保険料を入力する。
    • 毎月の社会保険料の支払を入力する。
    • 毎月の売上を入力する。
    • 口座維持手数料、利息、借入金などを入力する。
    • 銀行口座ごとに、毎月の額が整合するかをチェックする。これで漏れなどがチェックできる。(※ここで残額がピタッと合致すると気持ちいい。)
    • 月ごとの推移表で入力ミスなどをチェックする。(※日付を間違っていることがある。)
    • 決算仕訳をする。未払金、預り金、未払法人税等を調整し、次年度に備えておく。
  • 決算報告書を作成し、印刷し、印を押す。税務署へ提示用に勘定元帳を印刷しておく。

2日目

  • 株主総会を実施したことにして、議事録を作成し、決算報告書を添付する。
  • 法人税の確定申告書、事業概況説明書、その他明細書(同族関係、所得、資本、租税公課、寄付金、交際費、繰延資産など)を作成する。(※昨年のコピーがあると作成するのはあっという間だ。) 税務署提出用に決算報告書と勘定元帳の印刷物を合わせて一式とする。
  • 県民税の確定申告書を作成する。
  • 市民税の確定申告書を作成する。
  • 未払法人税等の額を銀行から下ろしてくる。
  • 川崎南税務所に出向き、法人税の申告・納付する。
  • 川崎県税事務所に出向き、県民税の申告・納付する。
  • 川崎市川崎区役所に出向き、市民税の申告・納付する。
  • 弥生会計の繰り越し処理を行う。
    • 未払法人税等を支払った額で相殺しておく。
    • ついでだから伝票のテンプレートを整えたり、今月分の仕訳を入力しておく。

以上でひととおりの決算処理と確定申告・納付が終わった。昨年は本を3冊も買い込んで10日くらいをかけたが、今年はちょうど2日間で完了した。毎月きちんと仕訳して、試算表でチェックできていれば、おそらく1日で終わるだろう。来月はまた年末調整・法定調書の提出があり、その次は個人の確定申告もある。申告書の用紙をみるとうんざりさせられるが仕方ない。