2008-01-01から1年間の記事一覧

CMMIアプレイザルの実態

CMMIアプレイザル(Appraisal)の実態について調べてみた。詳細は http://www.sei.cmu.edu/cmmi/appraisals/ から得られる。CMMIアプレイザルは、SCAMPI(Standard CMMI Appraisal Method for Process Improvement)に基づいて行われる。スキャンピは「手長えび…

我が家でしか通用しない言葉

今日のランチはてんぷら定食だ。一緒にランチしたメンバと子供の話などで盛り上がった。うちの3才の娘が12Kgで結構重くて、長時間のだっこには苦労すると話すと、まだ2歳にもならないのに既に14Kgというすごい子もいて驚かされた。苦労がしのばれる。たしか…

V&V #2

以前書いたVerification & Validationの記事は、ちょっと拙かったので改めて再考してみた。まず「正しく取り込まれているか」と「正しく構築されているか」という表現をしたが、どうもしっくりこない。「正しく反映されているか」と「正しく実現されているか…

風邪の流行

現在、会社で風邪が大流行している。私はなんとか無事だ。症状は気管支炎気味の咳と高熱らしく、それもなかなか治らずに長引くらしい。どこかで聞いたことのある症状だ。そう、私が10日前に苦しんだ風邪と症状が似ているのだ。私はその風邪に2週間苦しめられ…

要求の生成源≠要求元

要求の生成源について考えてみた。SWEBOKなどで提示のように「要求の生成源」には目標、ドメイン知識、利害関係者、運用環境、組織環境などがある。一方、抽出された要求は「要求元」といった要求属性でクラス分けは行いたい。どうも市販本やネット情報では…

要件定義の体系的な位置づけ

エンジニアリングのベースとしてCMMI、SWEBOK、SLCP共通フレームなどの体系を参照する訳だが、どうも要件定義だけは掴みどころが難しい。設計は、課題解決の原則と抽象レベルごとの段階的詳細化で容易に説明できる。またテストもテストレベルとV字モデルの…

ディシジョンテーブル/ツリー

機能構造化の1つの技法としてディシジョンテーブル/ディシジョンツリーがある。なんらかの「決定」というものは、条件とその組み合わせで決まる動作で構成される。これら条件と動作を対応付けた表やツリー構造で表現したモデルがディシジョンテーブルとディ…

ノート部の箇条書きで数字フォントが不揃い

MS PowerPoint 2003でノート部を編集する際、数字で箇条書きする(=段落番号をつける)と、数字のフォントが不揃い(MS明朝やArialなど)になるにバグに苦労させられていた。フォント設定で英数字用フォントを指定することで解決できた。スライド部での箇条書き…

せめてこけらを語れ!

なぜ夢が語れないのだ。サンテクジュペリの「If you want to build a ship, don't drum up the men to gather wood, divide the work, and give orders. Instead, teach them to yearn for the vast and endless sea.」を思い出す。船を造りたいなら、人に材…

hearing vs. interview

ヒアリングというべきか、インタビューというべきか迷うときがある。顧客から要件を引き出す手法はヒアリングか、インタビューか。インタビュー技法とはいうが、ヒアリング技法とは聞かない。hearing=聞き取り、interview=会見である。interviewは質疑と応…

闘病記

今回の風邪には2週間ほど苦しんだ。高熱と咳が続き、満足に寝れないし、頭痛も出てくる。熱源は喉よりももっと奥の気管支だ。3週間前、娘が保育園からもらってきて、まず娘が苦しんだ。その看病に3日付き合い、完全に感染してしまったのだ。娘は10日ほどで立…

CMMIの体系

CMMIの構成(constellation)は、CMMI-DEV、CMMI-ACQ、CMMI-SVCの3つだ。CMMI for Acquisition(CMMI-ACQ) Version 1.2が昨年2007/11にリリースされた。調達プロセスのためのガイドだ。発注側/調達側視点の22のプロセス領域で構成されている。また、CMMI for S…

保険証

今日は風邪が悪化したため、病院へ行って処方してもらった。保険証を持参したのだが、有効期限が昨日までだと指摘され、自費清算することになった。薬局と合わせて、12,000円だ。高々風邪でこの金額だ。健康保険のありがたみを感じさせられる。後日、新しい…

SAAM vs. ATAM

ソフトウェア・アーキテクチャ評価の2つの手法、SAAMとATAMについて久々に調べてみた。手法自体に特に変化/進化はないようだ。今はアーキテクチャ評価というものから興味が薄れているのかしれない。 Software Architecture Analysis Method(SAAM) SAAMは…

「へのかっぱ」は6番目

ページビューもいつの間にか11,000を超えていた。少なからず読んでもらっているんだなと思うと、記事の正確性や信頼性にも注意しないといけないなと感じる。先日、会社の方が読んでくれたようで「君のブログはグレーだ」という評価をいただいた。その言葉の…

セキュリティ要件=機能要件?

yousさんが「分散アプリケーションのセキュリティ」について解説されていたので、便乗/誘発されてセキュリティについて考えてみた。まずよくわからないのはセキュリティ要件は機能要件なのか、非機能要件なのかということだ。Functionality=機能要件?を参…

鼻吸い

どうも娘の風邪がうつったようだ。喉が痛く、微熱もある。先週はずっと娘が風邪で熱がさがらなかったため、病院に2回も連れて行き、保育園にも預かってもらえないためずっと休ませて面倒を見ていた。だっこだのおんぶだのと要求するのでなんとか適えてはやる…

KGIとKPIの違い

KGIとKPIの違いを分かりやすい例で解説したものがあった。車でのドライブに例えて、さらにはダッシュボードとも関連づけられている。もしかすると、KGI、KPI、ダッシュボードの発想は自動車メーカーからなのかもしれない。KGI=目的地、KPI=ルート・速度・…

SOA適用開発プロセスの体系化#3

SOA適用開発の一般的な基本フローとして、以下のように定義してみた。フェーズ開発を前提としている。 SOA適用開発の基本フロー +-- ■1 プレ分析と開発計画 +-- フェーズごと +-- ■2 ビジネスモデリング +-- 並列 | +-- ■3 基盤アーキテクチャ構築 | +-- □サ…

SOA適用開発プロセスの体系化#2

SOA適用開発では、システムの構成要素をビジネスプロセス、サービス、コンポーネントと論理的に明示できる。いわゆるアーキテクチャの半分以上に相当する構成要素の仕様、構成要素間の関係の規定は確定しているのである。SOA適用開発の成果物セットをイメー…

SOA適用開発プロセスの体系化

SOA適用開発のプロセスを自分なりに体系化してみた。BPMやSOAの適用開発では、市販本や各ベンダが公開している情報を眺めてみて、以下のように感じた。 ■実装技術や標準を語る部分がほとんどである ■あまり開発プロセスを明確に提示したものはない ■標準化が…

お口があるから仕方ない!

今日は娘が急な発熱のため、川崎病院へ連れて行く。朝8:30に受付を済ませ、診察が10:10、処方箋を受け取るのが10:50と、相変わらず病院の待ち時間にはうんざりさせられる。朝には下がっていた熱も再び上がり出した。診察は5分で、風邪だろうとの診断でたっぷ…

フィーチャモデルによる共通性/可変性分析

フィーチャ(feature)は、ユーザーが識別できるシステムの目立った特性(characteristics)や様相(aspect)であり、「機能」でも「非機能特性」でもよい。これがSoftware Factories/プロダクトライン/FODAでいわれるところのフィーチャだ。フィーチャを分割し…

Function vs. Feature

Function/Functional/Functionalityと表現される機能とFeatureと表現される機能はどうちがうのか。両方とも機能と訳されてはいるが、ニュアンスとして以下のように考える。 Function = Feature + Capability Featureはもともと「造作の一部」という意味で…

王さんの餃子講座

中国東北区(遼寧省)出身の王さんに餃子の作り方を教わったので、そのレシピをメモしておく。「三鮮餃子」と「ピーマン餃子」だ。三鮮(サンシン)とは、三つの新鮮なもので彩りも三色を表している。ピーマン餃子は日本では珍しいものだ。 準備しておくもの ■広…

肉じゃが+キリンレモン

肉じゃがをキリンレモンで煮込むとうまいらしい。今度試してみよう。「キリンレモンの新商品は天然水を使用し、カルシウムを配合したのが特徴。レシピによると、加熱した鍋で牛肉やジャガイモ、ニンジンなどを薄口しょうゆで少しいためた後、材料が隠れるぐ…

BPMNは人気ない!

SOAに関する標準や各ベンダの動向を調べてみた。SOAに関しては、IBM以外では目新しい情報がほとんど公開されていないように見える。BPMN1.1がOMGから2008/01に公開されたようだがこれもあまり人気はないのだ。BPMNよりもBEPLに関心があるようにみえる。 BPM …

トリアージの違和感

有限の資源とコストの中では要求や施策に優先順位をつけて取捨する必要がある。要求開発ではトリアージ(triage)と呼んでいるようだ。もともとは野戦病院での傷病者の救命の順序を決めるルールだ。要求や施策に優先順位をつけて取捨することをトリアージと呼…

Functionality=機能要件?

SOA関係の本を読んでいて、非機能要件を整理するテンプレートとしてFRUEMPとFURPSを紹介しているものがあった。その中で「Functionality=機能要件」と明言されている部分があり、違和感を感じた。「FRUEMP(ISO 9126):ソフトウェア品質特性(characteristics…

5倍の年棒

今日、西村敏雄の再版された「バルバルさん」と「もりのおふろ」を買った。西村敏雄の作品はすべて揃えたことになる。こどもに「絵本買ってきたよ」というと「どうぶつサーカスはじまるよ、とおなじ絵の人でしょ」と見透かされていた。最近は絵本購入が子供…